これからどんどん暖かくなり、だんだんと肌を出す季節になるので、

地金ジュエリーの少しボリュームのあるぽってりしたものなどが好まれます。

 

ボリュームのある地金ジュエリーが欲しいけれど、

どういった基準で選ぶのがいいのかと悩まれる方もいらっしゃるのでは？

 

そこで、今日はジュエリーの土台や周りを作る地金の素材について、

お話ししてみたいと思います。

少しでもジュエリーの地金素材を選ぶ時のヒントになると嬉しいです。

 

地金の主成分の金やプラチナ以外に含まれる成分に注目すべしゴールドやプラチナといいましても、

ゴールドでしたらK24、K22、K18、K14、K10、K9、K5（！）

という金の含有量に従い、表示が異なります。

 

プラチナも、Pt1000、Pt950、Pt900、Pt850、Pt800、Pt750など

プラチナの含有量に従い、表示がしてあります。

 

表示でどのくらいゴールドやプラチナが含まれるのかについて

以前お話ししたことがありますので、

ご興味がある方はこちらからどうぞ↓

 

地金の素材は何を選ぶ？〜プラチナは最強？

さてでは、この春に

『ゴールドの地金リング購入しよう！』

と思い立ったとします。

さて、あなたでしたら、どのゴールドを選びますか？

 

お色で選ぶのもいいでしょう。

もちろん、ゴールドはイエローだけでなく、ピンクやホワイトもありますからね。

カラーバリエーションは豊富ですので、どうしようか迷うのも楽しい時間です。

 

お色や大ぶり？小ぶり？と大きさなどざっくり決めた後、

気になるものが２つほど出てきました。

さて、どうしましょうか？

 

デザイン重視でしたら、迷わずお好きな方を手に取ればいいのですが、

でも、どっちか1つと思った時に、決める決め手は何にしますか？

 

私からご提案したいこと、

それは金以外の含有量も気にしてみてね！ということです。

 

どういうこと？と思いますよね。

それはこれからお話しいたしましょう。

これから汗ばむ季節、金属アレルギー持ちさんだけではなく、

もしかしたら金属アレルギー予備軍の方にも、とっても大事なことです。

 

せっかく春先に新しく購入した、ウキウキのジュエリーが

ピアスですとかゆいだけでなく爛れたり、腫れたり。。。

そんなちょっとした惨事になったという話、

この時期になると結構ちらほら聞こえてくるのです。

 

私の体験からお話ししますと（みなさん同じではないと思いますが）

本来私は金属アレルギー持ちではないのですが、

花粉だったり、埃だったりに春先は反応しやすかったり、

体調が揺らぐ時期なので、つけっぱなしのK18のピアスのホールも、

時々痒くなったりすることがあります。

 

この時期に汗ばんでいる状態ですと、

これまた指輪やネックレスの貴金属との接触部分が痒くなる時があります。

アレルギーは突然くるものですし、もし起こっても酷くしないために、

注意するのに越したことはないと思っています。

 

最近は金の高騰で、かつて普通に販売していたK18も値上がりの憂き目にあい、

K10が幅を利かせてきております。

これは消費者にとってもお財布に優しくなるので良いのですが、

ここでちょっと注意が必要になります。

 

K18イエローゴールドの金の含有は75%で、

金以外の25%には、

通常12.5%程度の銅と12.5%程度の銀が含まれています。

 

それに対し、K10ですと、金の含有が41.7%でして、

残りの成分の58.3%は主に銅と銀で、

その比率は製造会社によって違うのですが、

金属アレルギーさんには反応しやすい

銅や銀の含有が多くなっているので、注意なのです。

特に汗ばむ季節は、汗と反応しやすいですからね。

 

それから、比較的アレルギーを起こしにくいと言われるK18ですが、

銅に反応しやすい方は、K18ピンクゴールドにもこの季節はご注意ください。

 

K18は75％がゴールドで、後の25%の成分を、

シルバーと銅を混ぜて作ります。

ピンクにするには、この25%のうちの多くを銅にするのです。

そうするとピンクっぽいお色になるため、

通常のK18よりもかなり銅の含有が多くなります。

 

最近では、純金ジュエリーの多くあるようなので、

そちらの方がアレルギーの方には

安心していただけるかな、と思います。

ただ、このご時世、お高いですけれどね💦

 

どうぞ皆様、これからウキウキの春突入の時期は

体調も揺らぎがちな季節なので、

ジュエリーを楽しんで頂くためにも、

ご自分のお体を大事にしてくださいね。

 

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