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地金の素材は何を選ぶ? 地金の色から決めてみる

ローズダイヤが横に7つついたK18製ネックレス

 

皆様お元気でしょうか?

時々訪れる夏日には熱中症にも

気をつけなければなりませんが、

この時期は風も心地よく、過ごしやすい季節で

私は大好きです。

若葉の緑も少し緑の濃さを増して、

美しい時期ですし。

 

さてさて、本日はちょっと豆知識と行かないまでも、

ジュエリーの地金のお色のお話をしましょう。

 

地金の素材は何を選ぶ?

ジュエリーの土台や周りを作る地金の素材は

色々ありますね。

お手頃なところですと、シルバーでしょうか。

プラチナ、ゴールドですと、K18やK14、K10、

色まで考えるとホワイトゴールドやピンクゴールド、

青金と呼ばれるレモン色のゴールドもあります。

 

今回は素材を選ぶ時にどういった点を考えるといいか、

勝手にアドバイス的なお話をしてみます(笑)

 

色から選ぶ

私の場合、一番気にするのは色合いです。

作製するときに入れる石の色との相性はもちろんのこと、

お肌に乗せたときの肌馴染みの良いお色を主に選びますし、

おすすめします。

お客様のたってのご希望で『この地金で!』

というご指定があれば、その限りではありませんが。

 

大体私は極端に色白、色黒でなければ、

お若い方にも、ある程度ご年配の方にも

K18をおすすめすることが多いです。

 

本当は対面でお会いして、お顔の印象や

ジュエリーをされる頻度、よく着るお洋服のお色

などを伺ってから決めたいのですが、

私の仕事の主戦場(!?)はネットなので、

対面でお話しすることは、まずありません。

 

ですが、できる限りどんな質問にもお答えして、納得行くよう、

必要でしたら画像など交え、イメージが沸きやすいように工夫しつつ、

何十通でもやりとりしまして、地金をお選びいたします。

オーダーのデザインを決めるときもそうですが。。。

 

K18が多い理由は、やはり肌に少し黄色味を持つ私たちには

とても馴染みの良いお色ですし、

色白の方で顔色が悪く見えちゃう。。。

というお悩みにも血色を底上げして見せてくれます。

 

以前、とても色の白い方にダイヤのピアスをお作りしましたが、

枠をどうするかお悩みでした。

40代の女性の方で、社会的にも責任のある立場の方でしたので、

『プラチナがいいかな?そっちの方が仕事場でもおかしくないし、

洋服を選ばなそう。。。それにダイヤのピアスだし。。。』

 

とお話ししておられたのですが、その時は対面でしたので、

血管の色(グリーンの方)が透けて見えるような色白さん

だったこともあり、顔色がよろしく見えないので、

白っぽい地金のプラチナは血色が悪く見えると私は判断しました。

そこで、K18をおすすめしたのです。

 

K18と提案しましたら、

『え!?』と一瞬戸惑っておられました。

とても輝くダイヤを選ばれていたので、

条件反射的に『プラチナ!』

とお考えになったのも、わかります。

透明なダイヤには絶対プラチナ!

のような感覚ありますものね。

 

ダイヤとの組み合わせは、プラチナも相性はとってもいいのです。

でも、K18にダイヤを乗せたときの輝きが

艶というか、少しゴージャスな輝きになりますし、

下地が黄色ということで、温かみのある光になります。

ですので、全体的に肌馴染みの良いものになるのです。

 

前述のダイヤピアスをK18でお作りした方は、

『顔色がよく見えるって言われたわ!』

と喜んでくださいました。

髪もボブくらいの長さだったのですが、

ピアスの輝きががわかるように

ショートカットにされたそうです。

 

話を戻しますと、

せっかくのグレードとカラーの良いダイヤなのに〜っ!!

と思われることでしょう。

確かに、黄色いK18に乗せてしまうと、

Dカラーでしたり、Eカラーの無色透明のダイヤでしたら、

色がわかりにくくなります。

ですので、婚約指輪とか、

ダイヤのグレードをきちんとわかるようにお作りしたい場合は、

オーソドックスにプラチナを選ぶと良いと思います。

 

ちょっとダイヤで楽しんでみようかな?

遊んでみようかな?と思う、

ダイヤ中級者、上級者さんに、

K18はおすすめしたいです。

 

ここで裏技的なお話しになるのですが、

今までのお話から、

クラリティとカットがそこそこあるダイヤでしたら、

ダイヤのカラーがJ、K~など少しカラーが乗っていても

K18を使えば、カラーはわかりにくくなるので、

艶をまとう、ゴージャスな輝きのダイヤに

お仕立て出来るということです。

さらに、お値段が無色透明ほどお高くないので、

予算内ではちょっと大きさアップが出来るという

ちょっと美味しいお話になります(笑)

 

みなさんカラーがJ、K~になるとグレード落ちという

悪いイメージだと思いますが、

ほんのり黄色のダイヤを選んで買う!

と思えば良いと思いません?

カラーがあると値段が下がるので、

私は黄色いダイヤが好きなので、

むしろお手頃に大きめダイヤが買える〜!!

と喜びます(笑)

(ちなみに私の婚約指輪はブラウンダイヤです)

 

あらあら、またダイヤの話とかまで脱線してしまいましたね。

すみません。好きな話には熱くなってしまって、

あれこれお話ししたくなるのです(汗)

 

次は違う視点で地金の素材選びを考えてみようと思います。

今日はこの辺で。ではまた〜。

 

この記事を書いた人

akazou (明石 馨)

atelier akazouのデザイナー兼ブログも書いている何でもござれの彫金師

美しい銀と宝石の輝きに取り憑かれて、気がついたら大学そっちのけで
宝飾の専門学校に通い詰めていました。
何とかどちらも卒業したものの、宝飾関係の職につかなかったのですが、
ひょんなことからまたジュエリー作りに携わっています。

ダイヤとお酒と美味しいものには目がありません。
ダイヤをこよなく愛し、ダイヤのキラキラでお酒が飲めるほどのダイヤオタク。

ダイヤオタク兼食いしん坊の作り手のテーマは、
『Jewelry Delicatessen ジュエリーデリカテッセン』
心もお腹も満たす、ちょっとオシャレでラグジュアリーなデリのような
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