上手なオーダーのコツ〜その1 〜具体的なイメージを伝える
こんにちは!
atelier akazouの店主akazouです。
前回、石の留め方についてお話しした際に、
オーダーするような体で、一緒にイメージしつつ、
考えてもらうスタイルでお話ししました。
前回のブログはこちらからどうぞ ↓
せっかくですので、その続きと言ってはなんですが、
『欲しい!』というものをオーダーして、
作る側がイメージ通りに作ってくれるようにするコツを
一緒に考えてみましょう。
少しでも、
勇気を出してオーダーしたのに。。。ガッカリ。。。
という悲劇をなくしたいのです。
実は、私もオーダーを頂いた時にいつも悩むのです。
お客様のイメージ通りにお作りしたいと、願ってやまないのですが、
なかなか、お客様のオーダーがわかりにくい時があります。
言葉だけでは抽象的すぎて、伝わらない部分があって
もどかしくて、悶絶したりしているのです。
お客様のお話ししていることがわかりにくい時には、
出来るだけ、私の方で言い換えたり、
こういうことですか?こういうイメージですか?
とお写真などを交えながらやりとりし、
お客様の頭の中に浮かんでいるイメージを
具体的な形に落とし込んで行き、
このデザインはイメージに近いのか遠いのか
私が理解する過程でたいてい四苦八苦します。
出来るだけ忠実にイメージ通りに作って差し上げたい!
でも、それを阻む壁が。。。もどかしいものです。
そこで、出来るだけ、お客様の『ガッカリ』を減らしたい私が、
こんなふうにしてみるといいのでは?
というご提案を勝手にしてみます(笑)
前段階で、ある程度絞り込んで!
オーダーの時に、性急に進行していってしまうと、
お客様は迷っているとも言えず、戻れなくなります。
日本人の律儀さゆえか『もう、いいや。。。』
と諦めの境地になります(笑)
私も『もう、いいや』となること、よくありますので、
よ〜くわかります。
細かく言うの、もう面倒臭い!が私の場合は先ですね。
本来面倒臭がりなもので。。。(笑)
私の場合は、ここの段階では、
お客様のイメージの再確認をしつこくするのと、
お客様のざっとした希望をお聞きした上での
更なるご提案をさせていただいています。
といいますのは、経験上、この段階でかなり具体的なイメージを
しっかり揺るぎなく持っていらっしゃるお客様の方は
少ない場合が多かったからです。
迷っている方が多いかな?
ですのでこの段階までに
ある程度『こう言ったイメージ』
と言うのを掴んでありますと、
選択肢も絞れますし、
自信を持って自分のお好みをお話ししてもらえます。
作る側としても、前段階である程度お客様の中で
そうしたイメージを絞り込めていると、
よりお客様のイメージや、
こだわりポイントを反映させやすくなります。
お客様の頭に描いているものが、
比較的具体的になっているのとなっていないのとでは、全然違います。
私は、お客様のオーダー希望のお話をじっくり聞いて、
こうかな?ああかな?と私が想像しながら
読み解いて、じっくりしつこく、
確認したり、ご提案したりするのですが、
ここが結構ふわふわしていると、
読み解くにもなかなか大変なのですよ。
かつて1週間あっても、具体的なお客様のご希望のイメージが
わからないことがありました。
と言うのは、絞り込めていないため、
私の質問に対して、それがご自分のイメージと違うかどうか
きっちり選択ができなくなってしまって迷うことになるのです。
『こんな感じかなあ?。。。でも違う気もする。。。
他にも石はありますか?』
と、どんどん収集のつかない方向へ広がって行ってしまうので、
ご本人も疲れてしまうし、おそらくご本人も消化不良だと思います。
そして私も、疲労困憊になります。。。(涙)
頭の中で描いているものが、具体的でないと、
作る側としてもなかなかアプローチのしようがないのです。
この点をご理解頂けると、オーダーの際の話し合いも
スムーズになるかと思います。
具体的にイメージできていますか?
オーダーを失敗しないためには、
オーダー内容が具体的かどうか?にかかっていると思います。
ぼんや〜り、ふわっと『こんな感じ〜』では、
作る側がどんなに努力しても、わかりにくいものです。
『オーダーしたけれど、ガッカリ。。。』
にならないためにも、オーダー上手になりましょう。
そのためには、出来るだけ具体的なイメージを伝えて下さると、
作る側にはありがたいです。
説明が難しいのでしたら、お写真や画像を添付して、
これをこうして欲しいと伝えるといいと思います。
そしてさらに、これくらいの厚さ(具体的に何ミリくらいで)とか
これくらいの幅(具体的に何ミリくらいで)と
具体的な数字があると、なお正確にできると思います。
作る側のイメージする『太い』『分厚い』『大きい』などは
オーダーする側との『太い』『分厚い』『大きい』と尺が違っていたりします。
以前、リングアームは太めで!
とオーダーされたことがありますが、
あまりに抽象的だったので、
アームの形やアームの厚さをご説明しましたが、
出来たものが『イメージと違う』という結果に。。。(涙)
私も説明が足りなかったのですが、
お客様も作り手も、相互にすり合わせて、
相互に理解が十分でないといけません。
だからちゃんと作り手側が誤解しないよう
出来るだけわかるように伝えて下さい。
決して上手じゃなくてもいいです。
誤解がないようお伝えくだされば。
作り手が側も頑張って理解しようと努力していますので。
個々の違う人間ですから、その人の当たり前の太さや大きさは違います。
お客様も諦めずに、お互いが同じイメージを共有できるように
ご自分の脳内でのイメージを具体的に一生懸命伝えて下さいね。
続きます!
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