皆様！こんばんは〜！

昨日の夜遅くに、蒸し暑い九州からえっちらおっちら

仕事場のある群馬まで帰ってきました。

 

飛行機で福岡→羽田を移動しましたが、

色々トラブって、昨日は膨れっ面で帰ってきました（笑）

そのことについては、また改めてお話しするかも知れません。

その時はよろしくお付き合い下さい（笑）

 

さて、今日はちょっと不思議なというか、

以前にもアメブロでもお話ししたのですが、

私が体験したリングサイズの謎（？）

についてお話ししたいと思います。

 

皆様も一度、ご自分のリングサイズはちゃんとしたリングゲージで

測っておくと良いかも知れません。

 

 指のサイズは時間帯によっても変わります

私はダイヤリングやシンプルな指輪を出品しておりますが、

もう何年も前になりますが、

一時期シンプルなリングのオーダーが立て続けにありました。

本当にありがたいことでした。

 

そこで、お客様にリングサイズを伺いますと、

お客様はそれぞれご自分のサイズを申告されます。

指輪は、結構朝と夕方とで浮腫んだりしてサイズがずれたりしますので、

浮腫みやすい体質かどうかも、日頃されている指輪があれば

その装着している感じなども、お聞きすることがあります。

実際にサイズを私が測定できないので、

細かくお聞きして出来るだけ心地の良い指輪をお作りしたいからです。

 

指って繊細なので、ちょっと指輪がきついと、すっごく気になりませんか？

ちょっと切り傷があるだけでも滲みたり痛かったり、気になりますよね？

それだけ指先は感覚も鋭いですし、変化に敏感です。

 

せっかくウキウキしながらオーダーしたのに、

き、きつ〜い😣💦

となったら、もうガッカリしませんか？

私もこうなるガッカリをよくわかるので、

出来るだけ避けたいのです。

 

 

そのサイズ大丈夫？

お話がちょっとそれましたが、

サイズの申告をしてもらって、例えば、

『12号だと入るのだけれど、夜になるとキツくて、

13号だとちょっとゆるゆるで、昼間は心配』

などのお話を伺いました。

 

かまぼこのリングだったり、アームが太いリングは

アームが太い分、指に当たっている面積が大きく、

しっかりホールドするので、少々サイズにゆとりがあっても簡単には抜けません。

 

しかし、がっちりしている分、指のお肉の逃げる余裕がないので、

あまりにギリギリのサイズにしてしまうと、指が浮腫む時、

ギリギリギリ。。。ぎゅう〜😫

と締め上げる感じになってしまいますので、

サイズには注意が必要です。

 

その点細いアームですと、指に入りさえすれば

お肉が逃げる余裕があるので、アームの太いものよりは融通がきくと思います。

そうは言っても、縛り上げるような感じは、鬱血したりしますので、ご注意を！

 

リングゲージのサイズは共通のはず。。。なのに！？

さて、先のお話に戻ります。

オーダーされて、お話を伺って12.5号弱くらいでお作りしました。

商品をお送りすると、びっくりするお返事が！

『指先しか入らない』

え！？そんなはず、あるはずないよね！？

慌てて、自分のリングゲージや、

指輪の整形用のサイズ棒（鋼鉄製）を確認しました。

私の使う鋼鉄製のリングサイズ棒は、ほとんど狂いがありません。

おそらく彫金師はほとんどの方が同じものをお使いだと思います。

それくらい共通のサイズで統一されています。

 

何でなのか初めはわかりませんでした。

そして、お作り直しをしたいのですが、

私はサイズ通り作ったつもりですので、直しようがない。

 

そこで恐る恐る伺いました。

指輪のサイズをどうやって測りましたか？と。

 

そうすると、写真添付で見せてもらったのですが、

プラスチック製のリングゲージだったのです。

私が一度も見たことのないタイプだったので、

ちょっと嫌な予感がしました。

 

簡易的なリングゲージというものはあっていいと思います。

同じくサイズ棒もコストのお安いプラスチックで作ってあるものもいいと思います。

それ自体はお手軽な価格だし、いいことだと思います。

 

ここで大問題なのは、実際の規格の問題です。

大きさにズレが生じていては、元も子もありません。

実はプラスチックは温度によっても微妙に伸び縮みするので、

サイズが絶対に変わるといけないサイズ棒などには向きませんので、

作製側の私たちは整形するときは耐久性からも勿論のこと、

プラスチック製はほとんど使いません。

 

お客様の指輪のサイズを知らないことには

作り直せないので、ご面倒をおかけしてしまうことをお詫びしながら、

実際のお指周りのサイズを糸で測ってもらえないかお願いしました。

 

するとどうでしょう！何と、実際のサイズは、

彫金師が一般的に使うサイズ規格で18号だったのです😰

 

ものすごく驚きました！！

そりゃ、入らないよね。。。と思いました。

こんなのズレとか誤差の範囲じゃなくて、大間違いに近い。

でもお客様のせいではない。

売っているリングゲージ自体が間違っているのだから、

それを知らないお客様は被害者なのですから。

 

 

正しいサイズ、どうやって測るのか悩みますよね？

それから同じく指輪をオーダーされる他のお客様ともやりとりしつつ、情報を集めまして、

リングがお好きなお客様もから色々教えてもらった情報なども総合しますと、

だんだんこのサイズのズレを生じる原因がわかってきました。

 

『せっかくのお手軽なリングゲージの中に、

とんでもなくサイズのズレているものがある』

 

という残念なことでした。

そんなにもサイズが大きくズレていると、

リングゲージの役割自体、果たさないじゃないか〜い！！

というツッコミを入れたくなります（笑）

それくらいひどいズレのあるものが巷に出回っていることを、

少し頭の片隅に入れておいてください。

 

私がお勧めするのは、（株）明工舎製作所の金属製のリングゲージです。

会社のロゴのMKSというマークがついています。

全国標準規格で、ちゃんとしたジュエリーショップですと

ほとんどこのリングゲージを使っています。

 

もしリングが好き！結構興味がある！ということでしたら、

このリングゲージ1000円くらいなので、

１つお持ちになっているといいかも知れませんね。

あ、私、明工舎製作所の回し者ではありませんので！

 

そして私、このようなトラブルから学びました。

お客様がリングゲージを持っていなくても、

お手数おかけするのですが、必ず糸でお指周りのサイズを測ってもらいます。

ちょっと面倒なのですが、とんでもなくズレたリングゲージよりも

はるかに精度高く、お指に合ったサイズがわかります。

 

指は繊細なので、きちんと合ったサイズを！

最後に経験上、ちょっとお知らせしておきたいことが。。。

私も女性ですので、ちょっと見栄を張って、

体重聞かれて少し少なめに申告したり、

お洋服のサイズをちょっと小さめに言ってみたりしたこともあります（笑）

今は人間が大きくなって（サイズがね（笑））、中年にもなったので、

そんな可愛い見栄もなくなってきましたが。。。

 

前述のリングゲージのズレと関係なく、

時々、指輪のサイズを小さめに申告する方がおられます。

大きいとちょっと恥ずかしいかしら？

とお思いになる、繊細な女性の気持ちもお察しします。

 

指輪の場合、ご自分の一番似合う、そしてご自分の指に一番フィットする

そのサイズこそが一番良いのです。

小さめですと、浮腫んだ時など鬱血したりするので、健康上も危険です。

ですので、くれぐれも、ご自分の繊細な指をいじめてしまわないよう、

小さく申告しないでくださいませ。

 

私は、リングについては体重と違ってあまりサイズは気にしたことはなく、

（作る方ですので、正確な方がいいと思っているからだと思います）

歳とともに、人間も大きく（太った）なり、指もサイズが大きくなりました。

仕事上、あまり指輪はしませんが、道具があるので測っています。

 

繰り返しになりますが、指は繊細で、

痛くなったり鬱血したりすると本当にストレスですし、体に悪いので、

きちんと合ったサイズを知っておいてくださいね。

 

指に綺麗にフィットしている、サイズの合っている指輪こそ、

指を美しく綺麗に見せますから！

 

 

 

いかがでしたでしょうか？

こんな感じで、ジュエリーを作製しております。

何かご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

もし良かったらこちらからご覧ください↓

 

ではでは、今日はこの辺で〜👋