atelier akazou atelier akazouでは、シンプルで大人可愛い天然石・ダイヤモンドジュエリーを作製しています。目から見て、身につけて、鏡を見て思わずニコッとしてしまう。心もお腹も満たしてしまう、ちょっとオシャレでラグジュアリーなデリのように、目にも美味しいジュエリーたちをあなたにお届けします。

シルバー表示で含有量の違いがわかりますか?

皆様、こん、にち、は〜!

そして本日も暑い群馬からお届けします。

溶けるううう〜💦

 

皆様、くれぐれも熱中症にはご注意を!

お水と適度な糖分、ミネラルの補給も忘れずに!

 

さて、気を取り直して、今日も彫金のお話をば!

シルバーのことについて今日はお話しましょうか。

 

シルバーの成分表示と含有量

atelier akazouでは基本シルバーは扱わないのですが、

一般的に宝飾品に使われるシルバーは

主に含有率の違いで、2種類あるのをご存知ですか?

 

刻印で『silver』とだけあるのは、たいてい925です。

この925というのは、925/1000を表しており、

92.5%のsilver含有ということを意味していまして、

スターリングシルバーにあたります。

 

『silver925』もしくは『925』だけか

starling (silver)と刻印されております。

(あまり見ないですが。。。)

 

それから『925』と並んで、

『950』というsilverが95%含有のものもあります。

『950』は主に日本の手作り作家さんの手がけるものに多いかな。

 

アメリカに代表される

ターコイズとシルバーのコンビの

インディアンジュエリーなどは手作りでも、

ほとんどが925を使っています。

おそらくヨーロッパも925ではないかと思います。

 

私の気のせいかも知れませんが、

経験上、アメリカの925は

日本やタイやインド加工のシルバー925よりも

黄色い気がするのは、何でだろう?

7.5%の含有金属の割合が違うのかしら?

それとも本当に気のせい??

私の目のせい??(笑)

 

大体の分類としては、

海外は大体スターリングシルバー(925)で、

(タイ、インドの加工品も925です)

日本の個人の作家さんは大体950と思ってください。

(例外もありますが。。。)

それから日本でも量産のシルバー製品は925がほとんどです。

 

シルバーの太めな槌目リング

 

シルバーに混ぜる金属は?

以前のブログで、ピンクゴールドやK10の金以外に

一緒に混ぜ込む金属のお話をしましたが、

シルバーでもそのお話をちょっとしましょうか?

 

シルバー製品に金属アレルギー反応する方が多いですが、

それは一緒に合金を作るときに混ぜる金属に

反応している可能性もあります。

 

スターリングシルバー(925)なら7.5%、

950なら5%、シルバー以外の金属を混ぜます。

さて主に何を混ぜるでしょうか?

 

。。。はい、これもまた銅です。

最近は、シルバー以外の金属を混ぜる割合を多くして

(おそらくsilver900、silver850とかにして)

銅を多めにして、ピンクシルバーとやらも見かけました。。。

 

銅の割合を多くしないと、シルバー自体が白いので

ピンクにならないのですね。

実際はほんの〜りピンクみたいです。

私は、お客様から特別指定がない限り使わないので、

どんなものかは、サンプルをちらっと見ただけです。

 

silver1000に当たる、100%銀の純銀も実際にあります。

大概それは彫金師の実用向けに『笹吹き』と言って

数ミリの粒々の純銀粒になっております。

(インゴットや板の純銀もあるとは思いますが)

 

例えば、自分で純金から好みのK18を作るときに

割り金と言って25%の何%かに純銀を入れる際、

小さな粒々ですと、細かく重さを測るときに便利です。

私は実際に使っていました。

 

シルバーの硬さと含有量

純銀もまたちょっと柔らかめでして、

この小さな粒々にも

エイッとやれば爪で傷つきます。

ハンマーで叩けば、簡単に潰れます。

 

ではクイズです。

silver925とsilver950とではどちらが硬いでしょうか?

 

。。。はい、答えは925です。

silver以外の差は、ほんのちょっとの差ですが、

925が硬いです。

それから、2つ並べてみるとわかるのですが、

色が微妙に黄色っぽいのが925で

950は925に比べ、白さがあります。

 

大概、彫金学校や、彫金のカルチャースクールでは

実習の時に使うのはsilver950です。

925より少しだけ扱いやすいという理由ではないかと思います。

私、正確に比べたことはありませんが、

金属なましの後の曲げも楽な気がする。。。

 

あ、ご注意ですが、

アートクレイシルバーはその限りではありません。

特殊な形状と成分だからです。

出来上がり後、ヤスリをかけたり、

切ったりは出来ますが、

基本、整形後オーブンで硬化させるように

特殊に作られており、

銀無垢と同じ扱いが出来ません。

これはまたいずれお話ししましょう。

 

もしこの先、シルバー製品を見ることがあれば、

こんな豆知識があると、楽しいかもしれません😁

 

 

こんな感じで、ジュエリーを作製しております。

何かご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

もし良かったらこちらからご覧ください↓

 

 

ではでは、今日はこの辺で〜👋

この記事を書いた人

akazou (明石 馨)

atelier akazouのデザイナー兼ブログも書いている何でもござれの彫金師

美しい銀と宝石の輝きに取り憑かれて、気がついたら大学そっちのけで
宝飾の専門学校に通い詰めていました。
何とかどちらも卒業したものの、宝飾関係の職につかなかったのですが、
ひょんなことからまたジュエリー作りに携わっています。

ダイヤとお酒と美味しいものには目がありません。
ダイヤをこよなく愛し、ダイヤのキラキラでお酒が飲めるほどのダイヤオタク。

ダイヤオタク兼食いしん坊の作り手のテーマは、
『Jewelry Delicatessen ジュエリーデリカテッセン』
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住所 〒371-0805 
群馬県前橋市南町3丁目50番地2プラザアン2階D-23
営業時間 10:00~17:00
定休日 不定休
代表者名 明石 馨
E-mail info@atelier-akazou.com

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