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翡翠と加工とニセモノ?

こんばんは。皆様!

今日は群馬は少し過ごしやすかったですが、

絶賛実家でお手伝い週間で、九州に移動した途端暑い〜。

結局、日本全国暑いのです。

 

今日は、ちょっと石の知識についてお話しようと思います。

 

翡翠の加工と翡翠じゃない何か

昨年の今頃のお話なのですが、

石を探しておりました。

それがなかなか欲しい形のものが見つからず

難航していまして。。。翡翠なのですが。

 

ジュエリーの学校にも行っておりましたし、

一応、この業界にも長くおりまして、翡翠の知識はある上に、

台湾人の詳しいお友達とかつて翡翠について色々勉強したので、

普通の人よりは知識があるつもりでしたが、

いや〜なかなか、流通している翡翠には注意が必要だと

本気で思ったというエピソードです。

 

私は、染色や樹脂含浸は

翡翠の加工の仕方としてアリだとは思うのですが

(好みか、好みでないかは置いておいて。私は好まないですが)

試しに複数購入した『翡翠』はなんだか、変な感じがしました。

私の今まで扱ってきた翡翠の質感や、

自分の知識と異なる色合いや艶だったので、

叩き割ってみたところ、

中の中心が真っ白、周りから明らかに色を染み込ませている。

真っ白の部分がもう、明らかに柔らかい別の石。

ハンマーで簡単に割れることからも明らかに翡翠ですらない。

 

翡翠は加工してあっても、硬いですからね。

例え染色加工をするために酸処理や細かい穴を開けていたところで、

簡単には割れませんしね。

え!?じゃあ、全く翡翠じゃない石を売っていたってこと!?

と、いうことは、

堂々と表示していた鑑定書も偽物だったということなのか!?

お、おーう😱ヤラレタ。。。

 

とか色々物騒なことがありまして、

ちゃんと信用のおけるところと取引するべきだ(当たり前)、

と痛感しました。

 

その時には通常取引のある業者に、

条件にあった石がなくて、冒険した代償であります。

ちょっと口惜しいですが、お試しのお勉強代だと思うことにしました。

こういったことがあるとは、知ってはいたのですが、

自分がこんな目に合うと、本当に悔しいものです。。。トホホ

 

鮮やかな緑の翡翠のブレスレットを首にかけている小さな大仏像

 

エメラルドみたいな石の教訓

翡翠ではないのですが、緑の石繋がりで、

かつて私の師匠が話してくれた、

エメラルドにまつわるお話しをちょっとだけ致しましょう。

 

かれこれ、私が花の二十歳くらいだった頃なので、

ウン十年前になりますが(歳がバレますね。。。ゴニョゴニョ)

師匠がお客様からリフォームで預かった緑の石を

見た目がエメラルドに似ていたため、

『ではエメラルドの指輪、お預かりしますね!』

と、軽く口にしたがために、リフォームを済ませてお渡ししたら、

なんと!そのお客様が急に、

『私のエメラルドじゃない!これは石がすり替えられている!』

と怒り出したそうです。

 

師匠は、石を外して一度も仕事場から石を出してもいないし、

そのまま希望のデザインの枠を作り替えて石を留めただけだから、

同じ石のはずです。

 

後日、鑑定に出したお客様が、鬼の形相で飛んできて、

『エメラルドじゃない、弁償してくれ!』と。

というわけで、

リフォーム代より高い弁償をせざるをえなかったそうです。

ま、初めからそういう手口だったんだと思いますがね。

 

という教訓から、

『石は明らかにわかるものでないと勝手に判断しちゃダメだし、

合成石か天然かわからないものとか、

ぱっと見でわからない石は気をつけなくちゃダメ!!』

と師匠が口を酸っぱくして散々諭してくれたのに、この有様。

 

不肖の弟子に師匠の教訓は全然活かせれませんでした。。。トホホ

ということで、とっても反省した翡翠ニセモノ事件でした。

 

長くなりましたので、今日はこの辺でおしまいにします。

皆様、コロナの感染またまた拡大中ですので、

お体、お心ともにご自愛くださいね。

 

こんな感じで、ジュエリーを作製しております。

何かご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

もし良かったらこちらからご覧ください↓

 

この記事を書いた人

akazou (明石 馨)

atelier akazouのデザイナー兼ブログも書いている何でもござれの彫金師

美しい銀と宝石の輝きに取り憑かれて、気がついたら大学そっちのけで
宝飾の専門学校に通い詰めていました。
何とかどちらも卒業したものの、宝飾関係の職につかなかったのですが、
ひょんなことからまたジュエリー作りに携わっています。

ダイヤとお酒と美味しいものには目がありません。
ダイヤをこよなく愛し、ダイヤのキラキラでお酒が飲めるほどのダイヤオタク。

ダイヤオタク兼食いしん坊の作り手のテーマは、
『Jewelry Delicatessen ジュエリーデリカテッセン』
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代表者名 明石 馨
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