atelier akazou atelier akazouでは、シンプルで大人可愛い天然石・ダイヤモンドジュエリーを作製しています。目から見て、身につけて、鏡を見て思わずニコッとしてしまう。心もお腹も満たしてしまう、ちょっとオシャレでラグジュアリーなデリのように、目にも美味しいジュエリーたちをあなたにお届けします。

赤珊瑚、染めたり、埋め込んだり

皆様、こんばんは!

今日は午前中は過ごしやすかった九州ですが、

昼過ぎから刺すようなギラギラの中

銀行に行ってきたのですが、

溶けて蒸発しそうな危ない日差しでした。

高齢の母が具合悪くならないように

慌てて冷たいお茶を買いに走りましたよ。

みなさん、暑い日には本当にご注意くださいね。

 

さて先日、翡翠のマニアックなお話をしました。

ご興味のある方は、ほーう!!

と思ってくださったと思うのですが、

興味ない方は、ちーん。。。

といった感じでしょうか?(笑)

 

良いのです、良いのです。

ご興味のある方が、へえ〜そうなんだ!

と思ってくださる部分が1行でもあれば、

私は書いていて嬉しいです。

ここでは、みなさんとお話している気になっております🤩

まあ、一方的ではありますけれどもね。

では、今日は何のお話をしましょうか?

 

天然珊瑚の高騰と染色加工の珊瑚

そうそう、ちょっと前に『まち針みたいな赤珊瑚のピアス』↓の材料として

 

まち針みたいな赤珊瑚のピアス

 

赤珊瑚を仕入れなければならなくて、

探していたのですよ。

これまでずっと日本産(高知沖)の

赤珊瑚を使っていたのですが、

これまでも珊瑚の値上がりで、

少しずつ値上げさせて頂いていました。

今回珊瑚の在庫が少なくなってきたので、

値段を調べたところ、さらに赤珊瑚が高騰していまして、

ボーゼンとしたわけです。

 

私は色味にこだわりがあるので、

いつも取引している石屋さんに、その旨を伝えたら、

『その色なら、もう『染め』しかない。

赤の本珊瑚なら前の価格の数倍になる』

というのです。。。ガーン😱

 

珊瑚も翡翠もそうですが、色染めの石、

結構ありますよね。

私は、あまり人工のドギツイお色とか

不自然なお色が好きではなくて、

天然の色はすごいな〜とリスペクトしているので、

染めの石は極力使わない方向で行っております。

 

基本、私自身は、

それはそれで良さがあると思っているので、

綺麗であって、お持ちの方が好きになれれば

なんでも正解!とゆるーく考えているので、

天然万歳!天然しか認めない!とは思ってはいません。

 

ただ、健康を害する時があるので、

染め石や艶や発色のための樹脂加工も

知識として知っておいた方がいいかなとは思います。

 

お隣の大陸側のお国で加工されたものなどは、

全部ではないですが、少し注意が必要な場合があります。

翡翠や珊瑚(他にもあるけれど)に小さな穴を開けて、

染料を入れたり、樹脂を入れて艶を出したりしますが、

樹脂や染料があまり体に良くないものを使っていますと、

直接体に触れてしまうと、アレルギーのある方には

ちょっと良くない場合もあるそうですので、

ご注意ください。

 

はい、話を戻しますと、

珊瑚で『染め』は、個人的に嫌なのです。

というのは、理由があるのです。

害があるとかではないですが、

かつて染め珊瑚で

これはマズイという体験をしたからです。

 

染め珊瑚も色々あり、

染色の仕方や染料の違いで異なるので

一概に言えませんが、

私がかつて当たったのはちょっと。。。

 

しばらく前ですが、

いつもの取引先から他の石を購入する際に、

『染め珊瑚』の発色がいいからということで

試しにちょと買って、どういった感じか見てみることに。

 

生物学的に珊瑚であることはあるのですが、

シーバンブーとかいう、

宝石珊瑚と種類が全く違うものを

削ったものに、赤く染色をしているようです。

 

『一応濡れた時の色落ちは確認していて、

よっぽど強く擦らないと色は落ちない。

それでも少〜し色落ちするかもしれないから、

水に濡れたら注意!』

と忠告を受けておりました。

 

試しに、しばらく水に漬けてから

そのまま作業台の上の

小さい紙の箱に入れておきました。

後で見てみたら、置いていたところが

薄い赤いシミになっている。。。😱

洋服に触ったら、赤いシミが移る危険がある。

 

さらに、ボンド付けしてみたものもあったので、

ボンドが乾いたところを見てみたら、

ボンド部分に色が溶け出してきてしまっていて

透明なボンドが、蛍光みたいな赤に。。。

有機溶媒に染料が溶けたのでしょうね。

 

という経験から、ちょっと染色の珊瑚は躊躇しているのです。

そうならないものもあるのでしょうが、

お客様にご迷惑をかけたらどうしよう。。。

自分が一回経験してしまうと、警戒してしまうのです。

 

ということで、

結局は日本産の赤珊瑚は高値の花なので諦めることにして、

ちょっと種類は違いますが、

似た色のイタリアはサルディーニャ産の

天然赤珊瑚を使うことで検討しています。

高知産の赤珊瑚よりも少しだけ朱色っぽいですけれど。

こちらも以前より高騰していますが、

日本の赤珊瑚よりお値頃なのでこっちにすることにしました。

 

 

長くなりましたので、今日はこの辺でおしまいにします。

皆様、コロナの感染またまた拡大中ですので、

お体、お心ともにご自愛くださいね。

 

こんな感じで、ジュエリーを作製しております。

何かご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

もし良かったらこちらからご覧ください↓

 

この記事を書いた人

akazou (明石 馨)

atelier akazouのデザイナー兼ブログも書いている何でもござれの彫金師

美しい銀と宝石の輝きに取り憑かれて、気がついたら大学そっちのけで
宝飾の専門学校に通い詰めていました。
何とかどちらも卒業したものの、宝飾関係の職につかなかったのですが、
ひょんなことからまたジュエリー作りに携わっています。

ダイヤとお酒と美味しいものには目がありません。
ダイヤをこよなく愛し、ダイヤのキラキラでお酒が飲めるほどのダイヤオタク。

ダイヤオタク兼食いしん坊の作り手のテーマは、
『Jewelry Delicatessen ジュエリーデリカテッセン』
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定休日 不定休
代表者名 明石 馨
E-mail info@atelier-akazou.com

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