さて先日から、私の長年ジュエリーを作製してきた経験と

今までの実体験を踏まえて

『似合うジュエリー選びのヒントを考えてみる』

というお題でお話ししています↓

似合うジュエリーは年齢とともに変化する？〜似合うジュエリー選びのヒント　その1

本日はその続きになります。

 

前回は、加齢とともに指の感じが変わってきて、

似合うジュエリーも変わってきたので、

年齢を重ねた指にも似合うもの、できれば一生ものを！

と願う私の経験をお話ししました。

 

ちなみに私は日頃、ダイヤのシンプルなピアスと

カルティエのスリーゴールドのトリニティリングクラッシックの

着たたきりスズメです（笑）

 

このトリニティは20代に奮発して購入したのですが、

なかなか若い時にはしっくりこなかったのです。

プックプクの指にねじ込んでいたのですが、

ちょっとボンレスハム感が否めませんでした（笑）

それに、その当時の私にはちょっとエレガント過ぎる感じでした。

 

トリニティリングが私の10代の時にすごく流行りまして、

ずっと憧れていて購入したにも関わらず、

実際につけると何だか私の指にはしっくりこなくて、

しばらく仕舞い込むことになってしまいました。

それに前職の仕事では、塩酸や水酸化ナトリウムのような劇薬を扱うことも多くて、

指輪はしないほうが賢明だったからです。

 

30も半ば過ぎて、思い出して再びつけてみたところ、

なんと！いい感じじゃないですか！！

ハリがなくなり、少し指がしぼんだ感じになっておりましたが、

トリニティはその少し太めのカマボコとスリーリングの重なりのボリュームで

指のサイズが少々小さくなっても、それを補うように

美しくエレガントな雰囲気で鎮座してくれるようになりました。

大人の指輪といった感じで、やっと私の年齢がリングに合ってきたと思うのです。

 

↑私の一張羅ジュエリー達。カルティエの3連リングとダイヤのピアスはいつも身につけています。着た切り雀と言っていいほど。右下のブラウンダイヤのリングは結婚時に作ったものです。ダイヤのエッジが凶器なので（笑）日頃は身につけません。

 

ここに似合うジュエリー選びのヒントが隠れています。

一生懸命働いてきて、ツヤやハリが無くなってくすみ気味の大人女子の皆様の手には、

少しだけ面積の大きくて、ボリュームある地金ジュエリーがおすすめです。

面積を大きくすることで、その存在感が艶感や華やかさを加えます。

少しボリュームを出すことで、そこに目が行くため、手のアラが気になりにくい。

ちょっとハリを失ったりふっくらした肉感が足りなくなったお指にも

地金のふっくら感で補って見えるのです。

 

さらに、現在私の手は運転焼けで少し浅黒くなっておりますので、

個人的にはホワイトメタルよりも

イエローやピンクのゴールドがしっくりくる感じです。

と言いますのは、ちょっとくすんだり、日焼けした肌には、

色味のないホワイトメタルよりも、

本来肌色に含まれる黄色味や赤味を使った方が

しっくりと色味が馴染んで良い感じになります。

 

ホワイトメタルが悪いわけではないのですが、

印象として皮膚とのコントラストが際立つので、

シャープな印象、クールな印象が強くなります。

ちょっとくすんだ肌だったり日焼けしていると

少し悪目立ちするかもしれません。

 

ゴールドを贅沢使いした、ぽってり太めの地金ゴールドを

さりげなく少し日に焼けた指につける。

その際にネイルを派手色にせず、むしろヌーディーな色にして

ゴールドをしっかり目立たせることで、

ちょっとバカンスで日焼けした優雅でエレガントでリッチな

ヨーロッパマダムみたいな感じを演出できると思います！

ぜひお試しあれ〜。

 

 

長くなりましたので、今回はこの辺で。

ここまでお付き合いくださいまして、どうもありがとうございました。

まだまだ続きますので、よろしければお付き合いくださいませ。

 

 

作品を楽しみにしておられるお客様には大変申し訳ありませんが、

仕事場改装中のため、もう少しだけお待ちいただけますと嬉しいです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

対応がゆっくりになってしまいますが、

作品にご興味お持ちでしたら、

在庫たくさん取り揃えておりますので、

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