atelier akazou atelier akazouでは、シンプルで大人可愛い天然石・ダイヤモンドジュエリーを作製しています。目から見て、身につけて、鏡を見て思わずニコッとしてしまう。心もお腹も満たしてしまう、ちょっとオシャレでラグジュアリーなデリのように、目にも美味しいジュエリーたちをあなたにお届けします。

爪留めのこだわり?

皆様、こんばんは〜!!

引っ越し準備であたふたしているところに

母の通院のためにまた九州に帰らねばならないので、

キイイイイイイ!!!

と一杯一杯になっているakazouです。

相変わらず、大人の余裕がない(笑)

 

大人女子?を目指してエレガントにとか

ブログのどこかで宣言した気もするのですが、

今年も後わずかですが、全然達成できそうにないです。

トホホ。。。

 

さてさて今日はちょうどオーダー頂いたお品を作っている

ところですので、石留めのお話でもしましょうか。

 

ダイヤの石留めは輝きが命

今回は0.2ctくらいでちょっと大きめの
ラウンドブリリアントカットのダイヤペアを
6つ爪のピアスにお仕立てしています。
 
彫金師には当たり前だと思うのですが、
石を留める時には、少々注意点があります。
多分彫金をやっている人にとっては
当たり前すぎて、
それ、注意点なの?は?
と言うはずです(笑)
 
ダイヤの場合は、カットと反射の関係で、
中心をきちんと合わせて爪を止めないと
光軸がズレるので光が綺麗に見えない。
 
ですので、ちょうど中心が真ん中、
バチっとキュレットと合うと良いのですが、
ダイヤのカットがイマイチだったりして
左右が少し違ったりしていると中心を合わせて留めるのが難しい。
見た目はカットが綺麗でも、
留めてみると微妙に光の反射がズレている時があって、
真上から光の反射を見つつ、
光が極大になるように微妙に調整をします。
基本ダイヤは小さいので、
0.01mmとかでも輝きには致命的なズレになるからです。
 
既製品のピアスの石座を使っても、
左右が完璧に一緒じゃなかったりすることもあり、
これも、中心が微妙にズレる原因になります。
 
留めればいいんじゃないのです。
ま、そういうものも中にはあるでしょう。
しかしダイヤの輝きにこだわりますと、
そこはワタクシの頑張るところだと思っています。
だから、正直ダイヤは気遣うポイント多すぎで面倒臭い(笑)
 
宝石屋さんで見る機会がありましたら、
ダイヤの石留めをじっくり見てみて下さい。
(嫌がられるかもしれませんが)
キラッキラに地金は磨いてあるけれど、
石留めが甘いこともあるし、
石留めは左右対称で綺麗だけれど、
ダイヤが正面から見ると輝かない場合もあります。
石留めやり直し〜!と思わず言いそうになる。←性格悪〜い(笑)
こういう場合は、今お話しした理由で光軸がズレているのですね。
 
とらやの栗蒸し羊羹
↑全然本文と関係ないですが、季節限定のとらやの栗蒸し羊羹です。すぐに売り切れるんですよね〜。
 毎年争奪戦です。ゴロゴロ和栗が入っていて、とらや定番の羊羹とは違ったお餅感があって美味しいのですよ。今年はもう終わったので、また来年のお楽しみ〜
 

石留めの爪は凶器にもなる

気が向いたら勉強がてら宝石屋で見たりすることがあるのですが、

おう、これは危ないなあ!

と思うリングを時々見かけることがあります。

リングに限らず、石留めされているもの全般ですかね。

 

爪が浮いている

 

これは、どういうことかといいますと、

石を留めた先端が少し石と隙間が開いているのです。

これ、衣服にも引っかかるし、

これからの季節、マフラーとかセーターとか

ウールのコートなんかも引っ掛かります。

気づかないと、細い繊維を引っ張ってしまって切れたりします。

 

お洋服だけなら、まあ命に別条はないですが、

(でもお気に入りのコートだったりしたら、暴れるレベルですが)

表面磨いてあっても、潰れた爪は薄くなった金属なので、

あたりが悪いと、皮膚が引っ掻き傷になったり、切れたりします。

ですので注意が必要です。

 

ここのブログでも書いたことがあるのですが、

いくら金やプラチナ、シルバーが比較的柔らかい金属だとはいえ、

人のお肉よりは硬いので、

エッジが立っていたりしたら容易に切れちゃいます。

ですので、貴金属は優しく丸く、人の身体にも優しくなければなりません。

それが私の師匠の教えです。

 

作った方も、傷つける気なんて無いのでしょうが、

指で触るだけでも分かるのに、ちょっと不注意ですね。

ですので、爪は購入時にお客様の方でも

安全のためにもチェックするといいと思います。

 

切れたり、引っかかったりする事故は、

意識しているときは大丈夫ですが、思わぬ時に起こるものです。

安全で優しい相棒を見つけて下さいね。

 
 

こんな感じで、のんびりジュエリーを作製しております。

何かご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

もし良かったらこちらからご覧ください↓

 

 

ではでは、今日はこの辺で〜👋

この記事を書いた人

akazou (明石 馨)

atelier akazouのデザイナー兼ブログも書いている何でもござれの彫金師

美しい銀と宝石の輝きに取り憑かれて、気がついたら大学そっちのけで
宝飾の専門学校に通い詰めていました。
何とかどちらも卒業したものの、宝飾関係の職につかなかったのですが、
ひょんなことからまたジュエリー作りに携わっています。

ダイヤとお酒と美味しいものには目がありません。
ダイヤをこよなく愛し、ダイヤのキラキラでお酒が飲めるほどのダイヤオタク。

ダイヤオタク兼食いしん坊の作り手のテーマは、
『Jewelry Delicatessen ジュエリーデリカテッセン』
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屋号 atelier akazou
住所 〒371-0805 
群馬県前橋市南町3丁目50番地2プラザアン2階D-23
営業時間 10:00~17:00
定休日 不定休
代表者名 明石 馨
E-mail info@atelier-akazou.com

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