石自身の素晴らしさ以上のものは生み出せない~ダイヤ加工へのこだわり
こんばんは〜!皆様!
今日は私がネット販売を始めた経緯と、
ジュエリー加工へのこだわりのお話をしたいと思います。
ネット販売を始めたきっかけ
私は、もうかれこれ7、8年くらい前にCreemaから始めました。
それ以前は友人に作って〜!とかこんな風なもの作って〜!!
とかのオーダーをカウントしないと、Creemaが本当に最初です。
他に同じようなサイトで老舗のminne とかあったことも
ま〜ったく知りませんでした。通販どシロウトだったです(笑)
通販を始めるきっかけは、
ちょっと知り合った人に何気なく自己紹介したところからでした。
研究所に勤めていたんだけど色々あって辞めて、
彫金の専門学校も卒業しているんですよ〜、何も作ってないけど!
みたいな話をした時に、
どうせ作ってないのなら、本格的な彫金を教えて欲しい
みたいなことを言われたんですよね。タダで。。。なぜ!?(汗)
やんわりお断りしましたけれど (笑)
その方、ガッツがあるというか、チャレンジングな方で、
ちょっと齧っただけで、自分が作ったものは不完全でも何でも
フリマとかオークションとか果てはCreemaとかまで出しちゃう、
前のめりな方だったことが判明しました!(す、すごいガッツ)
私の20歳くらい年上の先輩ですが、本当にガッツのある方で。。。
その方に、『それくらい技術あるならもったいないよ!
Creemaに出したらお小遣い稼げるよ!私だったら、本格的に荒稼ぎする!(←?)』
と言われたことが、きっかけでした。
ふーん、そんなの、あるんだ。。。ほーう🧐
その時は、それくらいにしか思いませんでした。
今ほど彫金とか手作りのハンドメイドクラフト製品が
お手軽に売れる時代じゃない時に学んだので、
本当にそんな簡単ではないと思っていたからです。
それにず〜っと体調が悪かったもので、
彫金は集中した作業と気力が必要だから、とてもとても。。。と腰が引けていました。
それだけ、本気にならなければ、なかなかできない仕事でもあるからです。
そう思ってはいたのですが、
お買い物ごっこのように彫金のお店を開いてみたら、
実店舗じゃないなら、開店にお金もかからないし、楽しいかな?
ちょっと試しにやってみようかな?
とかだんだん思い始めるに至りました。
石自身の素晴らしさ以上のものは生み出せない
その時、目玉にするのは何にしようかな〜?
と色々と考えたり、
自分の技術もいかんなく発揮できる物は?
と悩みに悩んだのですが、自分の好みとお客様のお好みの
ちょうどいいところがわからなくて、かな〜り悩みました。
私は、こんなに技術あるのよ〜!!シャララ〜ん✨
とこれでもか!これでもか!とやったらいいかというと、そうでもない。
私がお客様の立場だったら、きっと、
『それは自分の技術のひけらかしでしょ!!』
と突っ込みます(笑)
そして、やりすぎはやらなすぎより悪い。
ゴテゴテした装飾は、むしろ石や地金の美しさを損ないます。
私の持論がありまして、タイトルにもつけましたが、
『石自身の素晴らしさ以上のものは生み出せない』と思っています。
芸術家の金工作家さんとかは、その中にも美しさを作っていけるのでしょうが、
私は自分をゲージツ家の類とは1ミリも思っていませんので、
あくまで、母なる地球の作りたもうた『お石様』(笑)が主役で、
それを身につけられる形にサポートする(あくまで加工のお手伝い)
仕事人(!)だと考えています(笑)
ですので、装飾をする、もしくは石座をつける、リングに加工する。。。
などはもちろんしますが、なるべくその石の雰囲気や輝きを最大限に
押し出し、そのサポートの地金も『お石様』を邪魔しないことを
勝手にミッションとしています。
石自身の持つ、美しさや輝きを、自分のやりすぎの技術で損なえば、
元も子もないと考えています。
なので、私の行き着いた先は『究極のシンプル!!』
なるべく、自分のデザインを主張しすぎるようにはしない。
そして自分のセンスを過信してはならないと思っています。
万人受けするデザインは難しいからです。
仕事してなんぼな彫金師の仕事と、一見矛盾するようですが、
私はその石を身につけられるジュエリーに仕立てるだけ、
それも必要最低限と決めています。
カラスは光り物が大好きなので、裸ん坊ダイヤを目玉に
そして、目玉にする石は、カラス的な私が大好きな!
キラキラのダイヤ〜!!と決めました(他の石も作っていますが)。
そしてダイヤで行き着いた先が、
枠なし、穴あき、裸ん坊ダイヤ(naked diamond:ネイキッドダイヤモンド)です。
naked diamondと言いますと、何かスイートテンダイヤモンド
とか、ブルーダイヤモンドとか名詞のように扱われていますが、
ただ、裸のダイヤを英語で言っただけです。
nakedは『裸の状態の』という形容詞の意味ですから、
ただ単にそういうダイヤを表しています。
私は言葉の響きが可愛いくて、まるで赤ちゃんみたいなので、
『裸ん坊ダイヤ』と勝手に言っております(笑)
勝手に赤ちゃん天使のお尻のようなイメージをしています😆
ダイヤの輝きと屈折率のお話をここでも以前しましたが↓
(気になる方はこちらからどうぞ!)
ダイヤの輝きを何よりも優先するためには、
究極は枠なしのシンプルなものが理にかなっています。
枠がなければ全ての角度から光が差し込むため、ダイヤの輝きの強みが
いかんなく発揮されるからです。
ですので、レーザーホールダイヤは輝きの点では理想的といえます。
枠などないので、ネックレスにした場合などは特にそうですが、
形が不安定だったり(後ろのキュレットがあったりして)しますと、
より、コロコロとダイヤが揺れるので、よ〜く光を取り込んで輝きます。
それに、現在のようにK18が可愛くないお値段に急騰している今、
枠がないことで、お値段も優しくなります。
それはお客様にとっても嬉しいことではないかと思うのです。
そして枠の間に汚れも貯まらないので、
お客様のメンテも中性洗剤で洗えば楽!
ということで、枠なし、穴あき、裸ん坊のnaked diamondの方が、
カジュアルにも、フォーマルにも幅広く使えますし、
何より、ちょっとだけ色がついていたり、少しクラリティが低くても、
枠なし全開なので、輝きにはさほど問題がない。
むしろダイヤの個性的なバリエーションがたくさんあるので、
(ただ、市場に出る絶対数が少ないですが)
私的には、唯一無二の個性のあるダイヤとして
私の理念と『馬が合う(?)』存在として、そして究極のシンプルデザインなので、
atelier akazou の目玉にしようと思ったのです。
悩みは市場にダイヤがあまり数がないこと。
なので、コツコツ、コツコツ、手に入る時に仕入れています。
大手の業者と違うので、資金力も細々ですから、
ドーン!世界中からもってこ〜い!!!
とは出来ないないので(↑いつかやってみたくはあります(笑))
この10年近く、私のダイヤコレクションの趣味と実益を兼ねて、
集めてきました。
ですので、在庫あるだけしかないので、もし気になるダイヤがありましたら、
お気軽にお問い合わせくださればと思います。
こちらからもどうぞ〜↓
ではでは、今日はこの辺で〜👋
関連情報
ジュエリーデリカテッセン | atelier akazou
atelier akazouでは、シンプルで大人可愛い天然石・ダイヤモンドのジュエリーを作製しております。目から見て、身につけて、鏡を見て思わずニコッとしてしまう。心もお腹も満たしてしまう、ちょっとオシャレでラグジュアリーなデリのように、目にも美味しいジュエリーたちを、あなたにお届けします。
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