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ダイヤの4C のクラリティを知ろう! ダイヤモンド選びのアドバイス

今回はこれまたダイヤモンドの美しい輝きの決め手になる

ダイヤの4Cの1つである Clarity (クラリティ)についてお話しします。

 

ダイヤの輝きのさらなる決め手は透明度(クラリティ)

ダイヤの4CCutとは、ラウンドブリリアントを形成している

それぞれの部分のバランス比率、つまりプロポーションの良し悪しです。

ダイヤの輝きの決め手である光の屈折、反射が

この比率のバランスに左右されるのでとても重要です。

 

輝きには重要な要素なのですが、さらにもう1つ輝きを左右する重要な指針があるのです。

それは、ダイヤの透明度を示すClarity (クラリティ)です。

 

ゴミが入っていれば、ダイヤの中で光が直進する際に邪魔をするので

ダイヤの中での反射も邪魔するため、輝きが減ってしまうというイメージです。

ですので、透明度を表すクラリティは良いに越したことはないのです。

 

ダイヤの透明度を示すClarity (クラリティ)の基準は

国際規定で決められていて、クラス分けされています。

 

クラスごとに上から、

FL、IF

VVS1、VVS2

VS1、VS2

SI1、SI2

I1、I2、I3

という分類です。

 

このダイヤの透明度を示すClarity (クラリティ)は、

これらのクラスがどんな感じの透明度を表すか知っていると、

輝きの判断材料になるので、ざっくりでも覚えておきましょう。

 

ダイヤがラウンドブリリアント以外のどんな形であっても、

ダイヤの評価基準として採用されるので、

Clarity (クラリティ)については知っておいたほうが、

後々ダイヤを購入する際にも役立つので、

特にダイヤ好きさんは、覚えておくと楽しいですよ(笑)

 

私もジュエリーを学びはじめの頃は、

このClarity (クラリティ)だとどのくらい光るのかな?と

ワクワク想像しながら覚えたものです(笑)

お店に行ってみて実際に見せてもらって、

輝きの違いを確認してみるのも、なかなか楽しいものです。

 

クラリティのグレードと実際の透明度との関係

では、簡単に透明度のどんな状態を表すクラスなのかを

高いクラスから順に説明します。

 

FL、IF ルーペだけでは熟練のグレーダーでも見えない、確認できない。

    ルーペと顕微鏡、双方での検査が必要な特別なクラス。

    肉眼では完全に透明に見える。

 

VVSグレード 顕微鏡レベルで少しインクルージョンがわかるくらい。

       ルーペでは確認困難。肉眼では透明に見える。

 

VSグレード 顕微鏡レベルでインクルージョンがある。ルーペでは確認困難。

       肉眼では見えない。

 

SIグレード 肉眼では透明に近く見えるが、肉眼でインクルージョンが

      数個あるかなとわかるくらい。ルーペではしっかり確認できる。

 

Iグレード 透明度や輝きに影響する明らかな内包物があり、

      肉眼でも大きなインクルージョンが見えたり、

      濁って見えたり、もやっと見えたりする。

 

もちろん、クラスが高いほど、希少性があるので、当然お値段は上がります。

FL、IFなどは、婚約指輪ダイヤ選びによく見かけますが、

小粒でもと〜ってもお値段しますよ。

 

イエローダイヤモンドのペアシェイプカットとローズカットのルース

イエローダイヤモンドのルースと私の婚約指輪。イエローダイヤはペアシェイプのものと三角形のもの。ローズカットのように上にレンズのように盛り上がっています。ペアシェイプダイヤが結構大粒で、0.36-0.52ctです。レモンイエローのカラーが素敵で透明度も高いので、とっても魅力的に輝きます。

 

クラリティはどのくらいが良いのか?

では、どれを選べばいいの?クラリティは高ければ高いほどいいの?

と、お思いになりますよね。高ければ高いほど綺麗なことは確かです。

 

そしてクラリティが高ければお値段も上がります。

でも、予算の中で、より綺麗なものを選びたい!というのが

富豪ではない私たちの本音ではないでしょうか?

では実際にクラリティのグレードはどのくらいが良いのでしょう?

 

これは実際にダイヤを取り扱って見てきた私個人の考えです。

宝石屋さんや、人によっておすすめのグレードは異なるかも知れません。

 

ダイヤの輝きを美しく!ということでしたら、

SI2、SI1グレードがあれば十分です。

ちょっとご予算の余裕があるようでしたら、

VS2、VS1レベルを狙ってみてください。

 

なぜそんなことを言うの?クラリティのクラスが高ければ高いほど

いいに決まってるんでしょ?低くていいとは何事!?

とご不安になる方もいらっしゃるでしょうね。

 

それは人の肉眼の見分ける能力(解像度)に限界があるからです。

人の目では、自然光の元でしっかり輝いている状態のダイヤを見て、

おそらくSIかVSかを見分けることは難しいと思います。

 

宝石鑑定士や日頃見慣れている方ならできると思いますが、

なかなかルーペや顕微鏡のない状況で、

それも光っている状況では難しいと思います。

 

記念日、プレゼントなどでしたら、心を込める意味で、

グレードを高いものをお選びになるのはとてもいいと思います。

そうではなく、もし、ご自分でご自分へのご褒美とか、

予算の限られた中でのプレゼントだったりして、

それでも出来るだけ存在感のあるダイヤがいいな!

とお考えなら、ぜひ、私のお話したダイヤの選び方をおすすめしたいです。

思ったよりも大きなダイヤが買えちゃうかも知れませんよ(笑)

 

5ステップでダイヤモンドを選ぶ

私からのダイヤモンド選びの際のアドバイスです。

これまでのダイヤモンドのお話の中でも何度かお話していますが、

4Cの総合的なバランスでダイヤは輝きを増します。

 

ですので、4Cの1つだけがやたらと良い、もしくはやたらと悪い

という感じですと、輝きはイマイチとなります。

(4Cのどれかがやたらと良い場合は、他もほとんど良いことが多いですが。。。)

 

ご予算にすごく余裕のある方でしたら、

4Cグレードをあまり考えずに一番上のグレードを全部お選びになればいいのですが、

そうもいかない私を含めた、予算に限界のある方々は、

選び方を以下のように5ステップで進めると、

バランスの良い輝くダイヤをご予算内で迷わず選べます。

 

 

1. ラウンドブリリアントダイヤ(上から見ると丸くて、後ろに尖った形)の

ご希望のCaratカラット(大きさ)をだいたい決めておきます。

 

反射面の大きくなると輝きを増すので、出来るだけご予算内で大粒を想定するといいです。

(0.3~0.5ctなど実際の大きさ、直径のお話はこちらから↓)

ダイヤモンドの実際の大きさとカラットの関係 〜ダイヤモンドの4Cを知ろう!

 

2. ダイヤのプロポーションを表すCutグレードは、good以上を選びます。

 

 

3. 透明度を表すClarity (クラリティ)SI2、SI1以上を選びます。

 

 

4. Color(カラー)G、H、I、Jくらいを選びます。

(カラーについてはまた別のコラムで改めてお話します)

 

5.ご予算に合った候補から選びます。

 

 

デザインで注意して欲しいこと

せっかく輝き重視ということで

注意深く苦労してラウンドブリリアントダイヤを選んでも、

石のサイドを完全に覆ってしまうデザインであると

輝きが半減してしまいます。

 

ダイヤの輝きは、透過光の屈折と反射のマジックですので、

光が入り、反射する必要があります。

サイドを完全に覆ってしまうと光が入りにくいので、

せっかくの光の屈折や反射を半減してしまうため、輝きを感じにくいです。

 

ですので、覆輪タイプも可愛いですが、

輝きを重視する場合は、爪留めの方がオススメです。

 

 

 

商品としても多く出品しておりますが、もしご興味お持ちでしたら、

在庫たくさん取り揃えておりますので、

こちらよりお気軽にお問い合わせくださいませ↓

 

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長くなりましたが、

ここまでお付き合いくださいまして、

どうもありがとうございました!

 

この記事を書いた人

akazou (明石 馨)

atelier akazouのデザイナー兼ブログも書いている何でもござれの彫金師

美しい銀と宝石の輝きに取り憑かれて、気がついたら大学そっちのけで
宝飾の専門学校に通い詰めていました。
何とかどちらも卒業したものの、宝飾関係の職につかなかったのですが、
ひょんなことからまたジュエリー作りに携わっています。

ダイヤとお酒と美味しいものには目がありません。
ダイヤをこよなく愛し、ダイヤのキラキラでお酒が飲めるほどのダイヤオタク。

ダイヤオタク兼食いしん坊の作り手のテーマは、
『Jewelry Delicatessen ジュエリーデリカテッセン』
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