ダイヤの重さと実際の大きさ
ダイヤの重さの単位はカラット
前回、ダイヤの輝きとカットについてお話ししました。
ダイヤの実際の重さ(大きさ)の基準であるカラットって
よく聞くと思うのですけれど、ご存知でしょうか?
ダイヤの重量は主にカラットで表示しますが、
宝石一般的に重さの単位として使われています。
どのくらいの重さを、1カラットというと思いますか?
1カラット=0.2g
と実は、国際基準で定めているのです。
では、0.2gってどのくらいでしょうか?
軽すぎて日常生活でどのくらいなのか
ちょっと実感湧きませんよね?
それでは、身近なわかりやすい例を出して
ご説明しましょうか。
1円玉=1gです。
そうしますと、その1円玉の1/5(5分の1)ですよ!軽いでしょ?
1カラットと聞くと、
皆さんはダイヤとしてはとても大きい!
という印象だと思いますが、
実は1円玉の1/5(5分の1)の重さしかないのです。
ダイヤって、思ったよりも軽いのですよ。驚きませんか?
1カラットのダイヤはお持ちの方はそう多くないと思います。
例えば、婚約指輪に好まれるダイヤの大きさで重さを考えてみますと、
0.3ct=0.06g
0.5ct=0.1g
なのです。1円玉より軽いとは。。。本当に軽っ!!!と驚きます。
ダイヤの重さと大きさの関係
では見た目の印象は、どのくらいの大きさなのでしょうか?
ダイヤはカラットで言われても、ピンと来ないですし、
その上、実際にどのくらいのサイズ感なのかなんて、
イマイチの方も多いかもしれませんね。
ここは実感として、皆さんが知りたいところではないでしょうか?
私も、彫金学校に通っていた時分(だいぶん大昔ですが。。。)、
カラットが重量と知った時、
『え!?サイズ(大きさ)じゃないの!?』
と、大混乱でしたもの。
さて、では実際にわかりやすく、実感の持てるように
ご説明してみましょう。
突然ですが、婚約指輪の指輪をダイヤ&プラチナ
にする方が圧倒的に多いです。
一般的にその時のダイヤは、
ラウンドブリリアントカットのものが選ばれることが多く、
先ほどのお話にも出てきましたが、
0.3~0.5ctくらいが主流です。
もちろん芸能人の方や富豪の方は、別ですよ。
一般的にです(笑)
オーソドックスなダイヤの形である、
ラウンドブリリアントカットが
大きさのプロポーション(比率)も決まっているので、
イメージが湧きやすいと思いますので、こちらで説明しますね。
実際のガードル(1番出っ張ったエッジのところ)の
端から端までの長さ(上から見た時の1番大きな丸の直径)が
0.3ctですと約4.3mmくらいで、
0.5ctですと、約5.2mmくらいになります。
ちなみに、0.1カラットの直径は約3.0mm、
0.2カラットで約3.7mmくらいです。
ご自分のダイヤのラウンドの指輪をお持ちの方は
上から定規を当てて測ってみると良いかもしれません。
実際のイメージよりも小さいと感じましたか?
大きいと感じましたか?
こういった実際のサイズ感を
ダイヤの購入を考える際の、目安にしてみてくださいね。
余談ですが、人から振り向かれるような大きなダイヤが欲しい!
と思われる方は、ダイヤですと、5カラット以上はないと難しいです。
ましてや、子供の時に食べたジュエリーキャンディみたいな
(今はもう売っていないのでしょうか?)
あれほど存在感のある大きさのダイヤですと、
数十カラットになってしまって、
大富豪になってもかなり難しいかもしれません。
ダイヤ自体、その大きさのものが存在しないかもしれません。
もしあっても、目玉が飛び出す、天文学的お値段になるでしょうね。
ではでは、この辺でおしまいにします。
またジュエリーのちょっとしたお役に立つお話をできたらいいなと思います。
関連情報
ジュエリーデリカテッセン | atelier akazou
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