atelier akazou atelier akazouでは、シンプルで大人可愛い天然石・ダイヤモンドジュエリーを作製しています。目から見て、身につけて、鏡を見て思わずニコッとしてしまう。心もお腹も満たしてしまう、ちょっとオシャレでラグジュアリーなデリのように、目にも美味しいジュエリーたちをあなたにお届けします。

翡翠の色々と目にも鮮やかなグリーンの干青翡翠

こんばんは、皆様!

昨日の午前中は少し過ごしやすかった九州ですが、

昼過ぎからまるでお湯の中にいるみたいに

湿度高く暑かったです。

 

もう夏休みに入りましたね。

山などは緑濃い季節ですよね。

この季節にもぴったりで、

ダイヤと同じく私の好きな目の覚めるようなグリーン

の翡翠について、今日はお話ししようと思います。

 

私が翡翠を好きになったのは、

もうかれこれ20年以上くらい前ですが、

台湾人の先生の中国茶教室に通っていたことがきっかけです。

中華系の方が翡翠をお好きなこと、

翡翠のバングルをする習慣があったりすることなど

聞いているうちに、美しい翡翠の世界に引き込まれた

という感じです。

 

奥が深くて色々なお色があるのですが、

特に私が好きなのは、緑ですね。

アップルグリーンのような緑や、鮮やかな緑のバングルは

天然で染色していないものだと、目が飛び出る価格ですね。

軽く高級自動車買えるくらい。。。

ジュエリーとして楽しむというよりも、資産だと思います(笑)

 

翡翠には成分の違いで大きく2種類に分けられる

翡翠と一般的にいうと、

ジェダイトとネフライトがありまして、

硬玉と軟玉と呼ぶこともあります。

ネフライトはアベンチュリンや、

ロシア翡翠なんかも、多分ホータン(和田)玉も

含まれると思います。

 

本翡翠硬玉と色が似ていたりしますが、

組成成分が違うので、鉱物的には別物とされています。

ジェダイトの翡翠をホンモノ、

ネフライトの翡翠をニセモノ

というような風潮があったのですが、

ワタクシはそんな分け方、あまり好きではありません。

 

ワタクシは好きな色、形、

ご自分が好き♡と思えるものが

ベストだと思うので、

そんな情報に振り回されないで

お好きな翡翠に辿り着いて下さいね。

 

ネフライトには、

濃いお抹茶みたいな渋〜い、

ジャパーン!なお色がありまして、

(桜餅の葉っぱみたいなお色です)

そのお色が使いたいので、

ワタクシは選んでアベンチュリンを使ったことがあります。

 

ジェダイトでは黒っぽいか、白っぽいか、

鮮やか緑系(お高いですが)に行くので、

(ワタクシが知らないだけかもですが)

これこそ、鉱物成分の違いによる発色の違いです。

みんな違って、みんな良いのです。

そしてネフライトは

比較的お手軽なお値段で購入できるので、

お好きな物があれば、お買い得です😆

 

産出層による本翡翠(ジェダイト)の違い

お話を戻しますと、鮮やかな春っぽい緑を

昨年から探しておりまして、

昨年翡翠騒動の時に、たまたま

干青翡翠の鮮やかな緑のツルツルドーナツ(玉壁)を探し当てました↓

鮮やかな緑の干青翡翠のネックレス

 

翡翠騒動については、こちらを見てね↓

翡翠と加工とニセモノ?

この干青翡翠、鮮やかな翡翠らしいお色ですが、

よ〜く見ると、色に濃淡があって、

透明な部分や、明るい緑、ちょっと暗めの緑、

緑色の波のようになっています。

なかなかニュアンスのある、面白い翡翠です。

 

そして、他にも作ってみたのですが、

鮮やかなお色ですので、

なかなかお洋服に合わせにくいのが悩ましいところ。

↓こちらはシトリンの金魚付きのブレスレットです。

 

鮮やかな緑の干青翡翠のシトリンの金魚付きブレスレット

 

この干青翡翠は、翡翠(ジェダイト)の仲間なのですが、

ちょっとだけ成分が違うのです。

マニアックが過ぎますが、ちょっとだけ説明しましょう。

 

翡翠鉱山の鉱物層は大きく三層に分かれるそうで、

上層部(第一層)からは水沫玉、玉髓などが採掘され、

この干青翡翠は、本翡翠硬玉の取れる下層部(第三層)

の一つ上の層の中層部(第二層)から採掘されるそうです。

 

イメージとしては翡翠が出来ている層の上に出来る

翡翠の兄弟だと思っていただければ良いかと。

正確に言いますと、本翡翠硬玉(ジェダイト)と

成分が若干異なるので、

翡翠に似た性質も保ちつつ、硬度は少し低めです。

 

つまり本翡翠硬玉(ジェダイト)より少し柔らかいのです。

と言いましても、エイっとチョップして割れたり、

噛んで割れるとかはないです。

割れる前に歯が欠けますな。。。

 

ちなみに硬いと言われる翡翠(ジェダイト)も

硬い路面に落としたり、翡翠(ジェダイト)同志を

激しくぶつけたりしたら、欠けたり削れたりしますよ。

(ワタクシは落として、欠けたことがあります)

 

日本でも翡翠の取れるところは何箇所かありますが、

多分日本の糸魚川を代表する翡翠の産地では

ミャンマーとは違って鉱脈自体が小さいと思います。

ですので、宝石として使える干青翡翠がバンバン出るほど

鉱脈は大きくないと思います。

翡翠の産出も少ないし、

あっても貴重で保護されているみたいですし。

糸魚川産は、糸魚川産翡翠独特の

ミャンマー産とはまた違った、

色のバリエーションがあるようです。

同じ翡翠でも、色々ですね。

いや〜、地球の鉱物って不思議で、

楽しいですね。

母なる地球の偉大さを感じます🧐

 

 

長くなりましたので、今日はこの辺でおしまいにします。

皆様、コロナの感染またまた拡大中ですので、

お体、お心ともにご自愛くださいね。

 

こんな感じで、ジュエリーを作製しております。

何かご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

もし良かったらこちらからご覧ください↓

 

この記事を書いた人

akazou (明石 馨)

atelier akazouのデザイナー兼ブログも書いている何でもござれの彫金師

美しい銀と宝石の輝きに取り憑かれて、気がついたら大学そっちのけで
宝飾の専門学校に通い詰めていました。
何とかどちらも卒業したものの、宝飾関係の職につかなかったのですが、
ひょんなことからまたジュエリー作りに携わっています。

ダイヤとお酒と美味しいものには目がありません。
ダイヤをこよなく愛し、ダイヤのキラキラでお酒が飲めるほどのダイヤオタク。

ダイヤオタク兼食いしん坊の作り手のテーマは、
『Jewelry Delicatessen ジュエリーデリカテッセン』
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