atelier akazou 目にも美味しいジュエリーのショウケース 選ぶワクワク、手にした『むふー』な満足感 心がとろけるデリカテッセン atelier akazou

その“サステナブル”は本当にやさしい?ラボグロウンダイヤと天然ダイヤの選び方を考える

最近、ジュエリー業界でよく目にする言葉に「サステナブルジュエリー」や

「ラボグロウンダイヤモンド」があります。

聞いたことはあっても、実はちゃんと意味を知らないまま使っていませんか?

 

このブログでは、ラボグロウンダイヤモンドが注目されている背景や、

「サステナブル」という言葉の本当の意味、そして天然ダイヤとの違いについて、

できるだけわかりやすくお話ししようと思います。

 

サステナブルジュエリーってなに?

まずは言葉の定義と、今の流行を整理する

  • 「サステナブル」とはそもそも何を意味するのか

  • ラボグロウンダイヤが“サステナブル”として注目される理由

  • 一見よさそうに見えるけど…?背景にあるマーケティング視点

まず、「サステナブル(sustainable)」とは、「持続可能な」という意味です。

地球環境を守りながら、次の世代にも豊かな自然や資源を残せるようにしていこう!という考え方。

 

ジュエリーの世界では、地球環境や人権に配慮してつくられたジュエリーを

「サステナブルジュエリー」と呼びます。

「サステナブル」と聞くと、なんだか良さそうに聞こえますよね。

でも、本当にそれは“やさしい”選び方なのでしょうか?

 

 

ラボグロウンダイヤってなに?天然とどう違うの?

科学的な違いと、価値の感じ方の違いを整理する

ラボグロウンダイヤモンドとは、特別な施設(ラボ)で、

人工的に作られたダイヤモンドのことです。

成分は天然ダイヤとほぼ同じで、見た目ではほとんど区別がつきません。

 

でも、大きな違いは「どうやってできたか」です。

(長い間かけてできる天然のダイヤには、インクルージョンやクラックなど

何かしら天然の痕跡があり、判別できます。完璧なダイヤほど、難しいかもしれません)

  • 天然ダイヤ:地球の奥深くで、何億年もの時間をかけて自然がつくり出したもの。

  • ラボグロウンダイヤ:数週間〜数ヶ月で、人の手によって再現されたもの。

さらに、天然ダイヤは「この世に2つと同じものがない」という特別感があるのに対し、

ラボグロウンは大量生産も可能で、希少性はあまりありません。

もちろん、どちらが良い、悪いという話ではありません。

でも「思いを込めて選ぶ」のなら、その違いを知っておくのは大切だと思うのです。

 

ラボグロウンは本当にサステナブル?エコフレンドリー?

ラボグロウンダイヤは、主に次の2つの方法で作られます。

  • HPHT法(高温高圧法):地球内部と似た高温・高圧の環境を人工的に作り出す方法。

  • CVD法(化学気相成長法):炭素を含むガスを反応させて、少しずつダイヤを成長させる方法。

これらの方法には、非常に高い電力や特殊な設備が必要であり、

製造過程で大量のエネルギーが消費されます。 そのため、見た目は天然に近くても、

環境に優しい=エコフレンドリーとは言い切れない側面もあるのです。

 

あなたはどう思いますか?

 

本当にやさしい選び方とは? “思い”を託すジュエリーのあり方 見落とされがちな「長く使うこと」「想いを込めること」

サステナブルという言葉に安心して安易に選んでしまうと、

そこにある大切な“思い”が置き去りになることがあると思うのです。

 

たとえば、人生の節目で贈るダイヤモンドです。

小さくても、地球の長い時間と重なった天然ダイヤには、

かけがえのない「思い」「意味」を込めますよね?

 

大事な人へのプレゼントや、結婚する際に愛の形として、

もしくは、ご自分を鼓舞させるための願いがこもっているかもしれない。

私だったら、自分との約束としてダイヤを購入し、

ジュエリーに仕立てることもあります。

 

ジュエリーは、ただのモノではなく私は「気持ちを託す器」でもあると思っています。

だからこそ、どんな素材か、どうやって生まれたのかを知ったうえで、

「これは私の“思い”をちゃんと込められる素材だ」と納得して選び、

本当に自分の気持ちに寄り添うジュエリーとして、大事に長く使うこと、

これこそが、本当の意味での“やさしい選び方”ではないかと、私は思っています。

 

 

atelier akazouが大切にしたいこと 天然ダイヤにこめられた特別な“気持ち”のあり方

atelier akazouは「ジュエリーはストーリーとともに存在するもの」と考えます。

私は個人的に、人が大事なものに“想いをモノに託す”という行為を美しいと思っています。

目に見えない想い」「愛情」「決意」などを、形あるものに込めることで

さらに価値のある、大事なものになっていく。

私はこのプロセスが、とても人らしくて、優しくて、大好きです。

人が想いを託すからこそ、ジュエリーはただの宝石では終わらないのです。

 

見た目の美しさだけではなく、その裏にある歴史や想い、時間の流れも大切にしたい。

ジュエリーは手の中に収まるほどの小さなものですが、

人の歴史や気持ちはとても偉大なものです。

 

だからこそ、その大事な思いを小さなものに託すのなら、

唯一無二の個性を持ち、地球が作り出した小さな結晶の天然ダイヤモンドにと思います。

天然ダイヤモンドが地球の地殻変動によって生み出されるまでの長い長い時間とその歴史に

私たちは特別な価値を持つと、感じるのだと思います。

 

たとえ小さくても、想いの伝わる価値あるものを!

“誰かに大切にされている”という気持ちが伝わるジュエリーこそ、

長く愛され、使い続けたくなるもなのではないでしょうか?

 
選ぶのは、あなたです。 どんな価値観で、どんな想いを込めてジュエリーを選ぶのか。
ラボグロウンにも天然にも、それぞれの良さがあり、どちらが良いというものでもありません。
ただ、せっかく想いを込めるのなら、ちょっとだけ立ち止まって、
自分の気持ちに相応しい、その気持ちに見合った“気持ちの置きどころ”
について考えてみてほしいと思うのです。
 
atelier akazouでは、あなたの想いに寄り添いながら、
とっておきのジュエリーをご提案しています。

 

 

ダイヤモンドのジュエリー選び、セミオーダーなどのご相談は、

こちらよりお気軽にお問い合わせくださいませ↓

 

 

この記事を書いた人

akazou (明石 馨)

atelier akazouのデザイナー兼ブログも書いている何でもござれの彫金師

美しい銀と宝石の輝きに取り憑かれて、気がついたら大学そっちのけで
宝飾の専門学校に通い詰めていました。
何とかどちらも卒業したものの、宝飾関係の職につかなかったのですが、
ひょんなことからまたジュエリー作りに携わっています。

ダイヤとお酒と美味しいものには目がありません。
ダイヤをこよなく愛し、ダイヤのキラキラでお酒が飲めるほどのダイヤオタク。

ダイヤオタク兼食いしん坊の作り手のテーマは、
『Jewelry Delicatessen ジュエリーデリカテッセン』
心もお腹も満たす、ちょっとオシャレでラグジュアリーなデリのような
目にも美味しいジュエリーたちをお届けします。

この著者の記事一覧

関連情報

目にも美味しいジュエリーのショウケース  選ぶワクワク、手にする『むふー』な満足感   心がとろけるジュエリーデリカテッセン | atelier akazou

atelier akazou

屋号 atelier akazou
住所 〒371-0805 
群馬県前橋市南町3丁目50番地2プラザアン2階D-23
営業時間 10:00~17:00
定休日 不定休
代表者名 明石 馨
E-mail info@atelier-akazou.com

コメントは受け付けていません。

Reviews

123