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大粒×不揃いは個性 形が違うから惹かれる バロックパールという“私らしさ”の選び方

春先は、フォーマルな服装でのイベントが多いためか、
パールのアクセサリーを身につけている人をちらほら見かけます。
ダークスーツにパール、胸元にそっと控えめに覗くパールネックレスは
上品で美しいですよね?
 
本日は、そのフォーマルよりに使われる整った、真円に近いパールではなく、
数十年も前から真珠好きさんに絶大な人気を誇るバロックパールについて、
お話しましょう。
 
そもそもバロックとはなんぞや?というところから、
バロック真珠の種類や、流行している理由など、
最近のバロック真珠事情について色々と解説していきます。

 

最近よく見る「バロックパール」って何?

“自然のまま”のいびつな形が魅力のバロックパール

バロックパールとは、真ん丸ではなく、自然にできた“個性的な形”を持つ真珠のこと。

規則的な球体ではないけれど、その不揃いさこそが唯一無二の美しさとして、

注目されています。

 

本来「バロック」という言葉は“ゆがんだ”という意味。

でも今は、「形にとらわれない個性」の象徴。規格外だからこそ、惹かれるのです。

「バロック=不完全」ではなく、むしろ“自然のまま”というところが魅力なのです。

つまり、いびつな形が魅力の天然パールがバロックパールなのです。

 

バロックパールの主な種類

20年ほど前には、バロックパールはあこや真珠や、南洋真珠(黒蝶や白蝶)が主でした。
最近では淡水真珠(池蝶真珠)で技術革新により、大きい真珠を作ることができるようになって、
もともと優しいカラーが魅力である淡水真珠の大玉のバロックが人気になってきています。
 

バロックパールにはいくつかの種類があり、それぞれに魅力があります。

  • 淡水バロックパール:カラーバリエーションが豊富で、形も自由。価格帯も手頃で日常使いに人気。

  • 南洋バロックパール:白蝶貝から生まれるため、サイズが大きくラグジュアリーで、白系〜黄色系の色が特徴。

  • タヒチバロックパール:黒蝶貝が母貝で、サイズが大きめでシックなブラックやグリーン系に、グレーやシルバー系の光沢も特徴。存在感抜群。

以下に、代表的なバロックパールの種類とその色・サイズ感の特徴をまとめました。

選ぶときの参考にしてください。

種類 主なカラー サイズ感
淡水バロックパール ホワイト、ピンク、ラベンダーなど 小〜中(8〜13mm)
南洋バロックパール ホワイト、ゴールド、シルバー系 大(10〜18mm)
タヒチバロックパール ブラック、ピーコックグリーン、グレー系 中〜大(9〜15mm)
エジソンパール ホワイト、ピンク、ラベンダーなど 大(10〜16mm)
オイスターバロック ホワイト〜シルバー系 中〜大(10〜14mm)
 
オイスターバロック
↑淡水のオイスターバロックと言われる大玉の真珠。ずっしり重いです。おたまじゃくし?金魚?に見えません?思わず顔をマジックで書いてしまいました(笑)昔、こんなお魚クラッカーありませんでしたっけ???
 

 一点ものの魅力。ひとつひとつ違う、世界で一つだけの輝き

形も、艶も、色合いもすべて違う。同じものがふたつとない“個性”

だからこそ、出会った時の「これだ!」という感覚が強いのです。

あなただけの一点ものに出会えるワクワク感も魅力のひとつです。

 

“いびつ”が今、なぜ選ばれるの?

これまで形が整っていないからと流通に乗らなかったバロックパールが、

「無駄にしない」「そのままの美しさを大切にする」という価値観と重なって

脚光を浴びています。この背景にあるのは、近年重視されている“サステナビリティ”です。

整っていなくても美しい。不完全でも魅力的。そんなバロックパールのあり方が、

“ありのままの自分”を肯定するジュエリーとして、現代女性の“心の中の声”と

リンクしているのかもしれません。

 

注目の大粒バロック:エジソンパール&オイスターパール

  • エジソンパール:淡水真珠の一種で、10mm以上の大粒サイズが魅力。色のバリエーションも豊かで照りも強く、南洋パールに近い見た目ながら価格は比較的手頃。

  • オイスターバロック(または金魚バロック):独特なひれのような形が特徴。動きのあるフォルムはジュエリーにしたときも非常に映えます。

特に最近人気のエジソンパールやオイスターパールは、大粒でインパクトがあるのに、

不揃いなフォルムで優しさもプラス。普段の装いにもすっとなじみます。

大粒パール×カジュアルの絶妙バランスを楽しんでみてください。

 

 ジュエリーに“私らしさ”を求める時代に 新しいパールスタイルを!

ここ最近のジュエリーは、私たち女性の目が肥えてきたこともあり、

質の良いものが選ばれています。

そして私たち女性は、昨今自分の個性を大事にするスタイルを選んでいます。

 

誰かが決めた“正解”ではなく、今日の気分で、今の自分の気持ちで、選ぶ。

それが今のジュエリー選びのトレンドなのです。

「似合う」ではなく、「自分で選ぶ」ジュエリーへと変わっているのです。

 

ここまででご紹介したバロックパールは、どこか“遊び”の要素があって、

ゴールドや天然石との組み合わせにも映えます。

きちんと感もありつつ、ラフさもある──その絶妙なバランスが今っぽいのです。

 

ですから、パール=フォーマルという概念から脱却して、

組み合わせで楽しんでみたり、ご自分だけの色々な新しいパールスタイルを試して欲しいです。

 
オイスターバロックを金魚?おたまじゃくし?にしようと試みる
↑現在この子達をおたまじゃくしならぬ金魚に作っているところ。お目めはダイヤにしようかな?とも思ったのですが、カットが入った石だったりすると、虫みたいな目(複眼)に見えて、可愛くない。つぶらなまんまる黒目にしたくて、オニキスに決定!Pt900やK18WGだと顔色が悪く見えるので、お口は、K18ピンクゴールドか、K18イエローゴールドで。大粒なので、バチカン部分をK18で作って、存在感のあるペンダントヘッドに仕立てます。
 

atelier akazouが届けたい、自由なきらめき”

atelier akazouでは、ひとつひとつ形の異なる個性的なバロックパールを、

大切に手作業でジュエリーに仕立てています。

そんな個性的なバロックの形で、ご自分の個性を表現して頂けたらいいなと

考えています。

 

大げさな装いでなくていい。気分を上げたい日や、少し背中を押したい日に、

そっと寄り添うような、特別な日も、何でもない日も似合うジュエリー

そんなジュエリーを、あなたの“日常のデリカテッセン”のように楽しんでほしいと

思っています。

 
いびつで、自由で、唯一無二。そんなバロックパールのようなジュエリーこそ、
きっとあなたらしさを映す鏡になるはずです。atelier akazouで、あなたの一粒に出会ってみませんか?
 

 

 

ダイヤモンドのジュエリー選び、セミオーダーなどのご相談は、

こちらよりお気軽にお問い合わせくださいませ↓

 

 

この記事を書いた人

akazou (明石 馨)

atelier akazouのデザイナー兼ブログも書いている何でもござれの彫金師

美しい銀と宝石の輝きに取り憑かれて、気がついたら大学そっちのけで
宝飾の専門学校に通い詰めていました。
何とかどちらも卒業したものの、宝飾関係の職につかなかったのですが、
ひょんなことからまたジュエリー作りに携わっています。

ダイヤとお酒と美味しいものには目がありません。
ダイヤをこよなく愛し、ダイヤのキラキラでお酒が飲めるほどのダイヤオタク。

ダイヤオタク兼食いしん坊の作り手のテーマは、
『Jewelry Delicatessen ジュエリーデリカテッセン』
心もお腹も満たす、ちょっとオシャレでラグジュアリーなデリのような
目にも美味しいジュエリーたちをお届けします。

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定休日 不定休
代表者名 明石 馨
E-mail info@atelier-akazou.com

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